〜曳山まにあ・おじゃがの独り言〜 その7
走りヤマ
さて、前回に唐津くんちの始めが解らんち話ばしたとこです。
解らんなら赤獅子が最初やなかつな?なんて意見もあるかも知れんばってんが
多分違うごたるとです。
各町内にゃ『走りヤマ』て言われるヤマのあったとらしかとです。
走りヤマちゅうとは今の曳山よか小そうしてから囃子もなく、
みんなで『わ〜』て声ばだしながら曳いていって、
転んだりぶつかったりしてはその場で修理してから、
まぁた『わ〜』って行きよったらしかとです。
残念ながら全部は解っとらんとですが
赤鳥居・踊り舞台・天狗面・右大臣&左大臣等があったそうです。
どこがどこの町かは覚えとらんとですが(またこぎゃんコツば言いよる)
赤鳥居は先頭のヤマで江川町・踊り舞台は京町だったハズです。
あとは塩屋町とか米屋町・木綿町やったかと思います。
今の後半の町内の名前の出よる理由は
こん資料の載っとる文献の書かれた時期に既に今の曳山の半数以上が完成しとったせいです。
と、考えると前半の町にも昔は類似の走りヤマのあったハズ。
そん時が唐津くんちの誕生した時期だったと思いよります。
因みに走りヤマの江川町の赤鳥居、七宝丸の出来る時に潰して廃材ば利用して
赤か采配ば作っとらすとです。
その赤い采配こそが江川町っ子の憧れ、三本の赤采配です。
しかし偉そうに言いながら結局おじゃがにゃ唐津くんちの誕生日の解らんとです。
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