03/10/19五番山「鯛」塗替えお披露目(あるはしゃぎすぎた男の一日)

作:@神田中村 編:唐津人@巣鴨
2003年10月22日制作
〔25スレ269-271, 273, 275番レス '2003/10/21〕




ついにこの日がやってきました。くんち本番の朝とも違う緊張感で前日もろくに
眠れなかったのに、この日は朝5:00過ぎに目が覚めてしまったので気を鎮める
つもりでコンビニに飲み物でも買いに行こうと車へ・・・。
あれ?気が付くと曳山展示場の前に。当然、まだ誰も居ない静かな展示場。自分でも
ナニをやってるのか判らない。もしかするとこれが「娘を嫁に出す日の父親の心境」
ってやつなのか?(いよいよ意味不明)
てなわけで早めの朝食を済ませ、「正装」に着替える。実は、生まれて初めて
「自分の」長法被に袖を通した。この時点で既に胸が一杯だが、努めて平静を装い
家を出た。

AM8:00、展示場では今まさに鯛が出てきたばかり。遅れじとヤマ出しに参加。 →〔画像〕
さて、各部のチェックの時に目に付いたのが締め太鼓。あれ?なんだ?良く見ると
本来は紐で締めてある所が金属のボルト締めになってる! →〔画像〕
これは、先日の初くんちの時に胴が破損してしまった太鼓に替わって、大○屋さん
が寄贈して下さったものでした。@くるめさん、御礼申し上げます(^^)。

AM8:30前、神社に向けて静かに移動。ついに朝日の下に鯛が姿を現しました! →〔画像〕
まだまばらな見物客から「いやー!綺麗さー!」との声があがります。



この時点ではまだ交通規制が完全ではなかったので、通過する自動車に気をつけ
ながら、頭から唐津神社へ入りました。やはり鳥居をくぐると気持ちが張ります。 → 〔画像〕
真横から射す朝日に鯛山が一層輝きを増していきます。またもグッとくる私。

鯛を鳥居下に安置し、魚屋町関係者は本殿で神事を厳かに執り行いました。境内で祝詞を
聞きながら、この一年がバタバタと思いだされます。 → 〔画像〕
そうこうしているうちにおじゃがさん到着!早速新型の締め太鼓をチェック中。境内への
階段に腰をおろしてマターリ鯛見物(^^)。

神事が終わると次はお払い。宜しくお願いいたします。 → 〔画像〕
お神酒を台車にかけていただきました。私も心の中で「無事、事故無くくんち行事が
終えられますように。晴れますように。晴れますように。晴れますように。晴れ・・(略」

という事で、その場で鯛をターンさせて記念撮影の準備にはいります。これが、
関係者全員・重役組・鯛若と何組かにわかれての撮影。時間もかかります・・・が
何故かカメラが2台・・・カメラマンも二人・・・。ああああああ。
張り切りまくる@神田中村(父)!本職のカメラマンの方よりもいい位置をちゃっかり
キープ!「はい!撮りま〜す!!」いよいよテンションが上がる@神田中村(父)!
親子揃って・・・・・・・・・・・(^^;)。 → 〔画像〕



さあ!記念撮影も終わり、まだ時間はありますがもう曳子達が止まらない!囃子
は競り始め、ヤル気まんまん!行くぞー!目指すは魚屋町だ!あーえんやーえんやー! → 〔画像〕
実はここからパトカーの先導が付きました。
私の予想では、旧まいづる裏を裁判所側に抜けてから交差点を中町入り口に向かって
本町方向に曲がって魚屋町かな、という読みだったのですが、何とくんち本番と全く
同じルートで旧まいづる前から呉服町前を通り、アンデルセン下を通過して本町へ!

但し、ここからが独自ルート。焼き鳥又兵衛を過ぎた交差点を右折して魚屋町へ
入ります。 → 〔画像〕
町内に入り、自町へのお披露目で隅々へと鯛を進めて行きます。
まずは大石町方向へカジを切り、魚屋町と大石町の境で一旦駐車場に入れます。
そこで一息ついて、再び細かなカジ切りで反転。(@和多田さん、ごりさん、お疲れでした!) → 〔画像〕

そこからゆっくりと魚屋町の中央部へお披露目巡行。西ノ木屋前の駐車場に一旦
停まってモチまきの開始です。事前の宣伝効果でしょうか、いつの間にか回りは
すごい人だかり!!ここで博多通勤さん合流。え?寝てない?朝9:30まで飲んでた?
そのうち体こわすばい(^^;)・・・朝からろれつ回ってないし・・・。
などと言ってると、ザリやんちみちゃん合流!ザリやん、オヤニラミ大サンキュー!
さあ!モチが宙を舞いはじめました! → 〔画像〕
ここで私は1個ゲット。周りのみんなの成果は?え!ザリやん5個?すげー。背が
高いと得だなー(^^;)。

などなど話し込んでる間に鯛が動き始めました。おおっといかんいかん。
慌てて綱につきます。さて、いつものルートで札の辻橋を渡り、公園を過ぎて
かふみ方面へ曲がり、昇って行きます。いつもならここですぐ駅方面へ曲がるの
ですが、あれれ?真っ直ぐ行くぞ?という事でアルピノの駐車場に入っていく鯛山
です。すると目の前に見えたのは大きく口を開けた巨大シャッターでした。
「ここから入れるのか!!??」 → 〔画像〕



さあ、バックでじっくりとアルピノに突入です。事前に某所の掲示板でとある
寺子屋の先生(^^)から「アルピノに入れる時、横幅は大丈夫でしょうか?」
とのご心配をいただいてましたが、なるほど、これは狭い!というか鯛山の
大きさを今更に実感しました。ご心配をおかけしました(^^;)。 → 〔画像〕
幅はヒレを絞ってOKでしたが、高さがギリギリだったので一応尻尾を下ろしました。

アルピノ内での移動には床にキズを付けない為に厚手のベニヤ板を使って動かして
います。なかなかに神経を使います。
最終的にステージ横に鯛を設置。ステージライトがまた映える!実は今回、鯛は
垂れ幕を新調しています。(鯛若一同寄贈です)ステージには以前の垂れ幕が
バックとして飾られていました。 → 〔画像〕

さて、ここからは式典です。自分は魚屋町で一族の昼食会に参加するためにここで
一旦アルピノを離れました。・・・・・・・・・・・アルコールが、アルコールが・・
・・・・・・・・・・・・・・・よか気色ー・・・・・・・・・・・・・・・。
ここで半分くらい気を失いながらあっという間にPM2:30前。おっといかんいかん!
曳き出しの時間だ!(本番さながら^^;)
さて、アルピノに駆けつけてみると、今まさに式典が終了するところでした。席には
各町の取締りの方々が勢揃いしていらっしゃいます。お忙しい中を本当にありがとう
ございました。 → 〔画像〕
ここで各テーブルに注目。普通、結婚披露宴とかパーティーとかのテーブルには
「鶴」とか「寿」とかのテーブル名がついているものですが・・・これはに笑った(^^)。

さあ、気を引き締めなおして展示場へ出発です。またもベニヤ板の登場。室内で
曳きヤマを取り回すという事は大変です。床に気を遣い、壁に気を遣い、ゆっくり
じっくりとアルピノから外に出していきます。 → 〔画像〕
ここで・・・ここで・・・一大事が私の身に降りかかろうとは・・・・・・(^^;)。
ここ



ちょっとここから数十分はもう大変でした。実はアルピノ曳き出しの時、某○町の
取締り殿に声を掛けられた私、どうやら随分とよか気色でいらっしゃる。お話して
いるうちに「どうしても鯛が曳きたい」との事になり、「君、君の法被を貸して
くれないかい?ボクのとちょっと交換しようぢゃないか(表現を多少変更しております)」
驚いた私が渋っていると「それでは○○君に話を通すよ(表現を多少変更しております)」
というわけで、いつのまにやら法被を脱がされた私は替わりに○町の法被を持って
呆然としていると、「君、それは着ておかなきゃね(表現を多少変更しております)」
とかなり や わ ら か い 口調で仰るので、激しく色調の違う○町の法被を
羽織り、・・・・・・・・・・・・・・あとは展示場までヤケクソです。

叫ぶ神田中村、走る神田中村、決してアルコールのせいとか切れてたとか言いません。
ただ単に綺麗になった鯛山がうれしかったんです。ええ。ええ。

見えましたよ、青龍工房前で手を振ってくれた皆様。指差して「何してんの!?」
と言って下さった皆様。ええ。ええ。

さて、きを取り直して展示場前、ここに来るとやはり感極まってしまいます。
そこにとどめの出来事が起きました。 → 〔画像〕


涙が出ました。今の今まで「えんやー!」と叫んでた口から自然と「ありがとー!」
と連呼してしまいました。今まで鯛を1年間追っかけまわして良かったと心底
思いました。
以上、くんち本番前のえらく熱い一日でした。今思い返しても胸が熱くなります。


        ・・・・・・・・・・・あと12日です・・・・・・・・・。

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